よくある質問¶
全般的な問題¶
CryptPadが想定通りに機能しない場合は、いくつか基本的な事項を確認してみましょう。ほとんどは、ブラウザーと拡張機能が、CryptPadのセキュリティー機能と干渉したり、ブラウザーの基本機能を無効にしたりすることに関係しています。
以下の拡張機能の一覧を確認して、インストール済の拡張機能があれば、無効にしてください
ブラウザーをプライベートモードで開いたり、全ての拡張機能を無効にしたりしてみてください
違うブラウザーを試してみてください。推奨するブラウザーは最新版のFirefoxまたはChromiumです
問題が継続して見られる場合は、サポートに連絡してください
CryptPadの正常な機能を妨げる既知の拡張機能のリスト¶
Librejs
Adblock
Night Eye
uMatrix
JShelter
AdGuard
SuperAgent
Tampermonkey
Arkenfox
Loom
MozBar
Adblocker Stands
Emoji keyboard emojis for chrome
PAYBACK Internet Assistent (PIA)
User-Agent Switcher and Manager
注釈
問題がある他の拡張機能を見つけた場合は、開発チームまでご連絡ください
パスワードを紛失した場合¶
CryptPadのインスタンスの管理者に、ユーザーのパスワードを復元したり再設定したりすることはできません。これはまた、管理者がドキュメントなどユーザーのデータにアクセスできないことを保証するものです。
パスワードを紛失したアカウントにまだログインしている場合、以下のステップで全ドキュメントを新しいアカウントに移行できます。
紛失したパスワードでアカウントにログインしている場合、ユーザーメニュー(右上のアバター) > 設定 > CryptDriveを開いてください
バックアップボタンをクリックすると、全てのドキュメントの鍵を含む1個のファイルをダウンロードします(注意:これは個々の全てのドキュメントの内容を保存するCryptDriveをダウンロードとは異なります)。
他のブラウザーで、知っているパスワードを使って新しいアカウントを作成してください
新しいアカウントにログインしたら、ユーザーメニュー(右上のアバター) > 設定 > CryptDriveで復元ボタンをクリックしてください。
ドキュメントをプラットフォーム間でインポートまたはエクスポートするには?¶
開発チームはCryptPadと各種文書フォーマットの互換性を改善すべく開発を行っています。ブラウザーで文書を変換する技術には、特に、非公開の手法とオープンソースの手法に関する限り、まだ限界があります。この点に関する開発作業は今も進められていますが、以下の方法は、広く使われている他のソフトウェアとの間でのインポートやエクスポートに役立つものと思われます。
注釈
簡単で単純な方法は、既存のソフトウェアからCryptPadにファイルの内容をコピーペーストすることです。ただし、以下の方法によるインポート、エクスポートの方がよりよく機能します。
安全に保存し共有するためにファイルをCryptPadにアップロードすることは可能ですが、アップロードした全てのファイルがCryptPadで編集可能なドキュメントとなるわけではありません。
ファイルとしてアップロードしたテキストファイルを 右クリック
> コードエディターで開くを選択すると、コードまたはマークダウンのドキュメントの形式でドライブから開くことができます。
他のファイルを編集可能な形式でインポートするには、以下で説明するように、適切なCryptPadのエディターで ファイル > インポートの機能を使ってください。
リッチテキストドキュメントのインポート、エクスポート¶
リッチテキストのドキュメント(Microsoft Word、Google Docs、LibreOffice Writerなど)をインポートする場合、サポートするフォーマットはHTMLです。
使用しているソフトウェアでドキュメントをHTMLとしてエクスポート。
ファイルをあなたのコンピューターに保存。
CryptPadで新しいリッチテキストドキュメント(または、内容を置き換える場合は、既存のドキュメント)を開く。
ファイル > インポートでファイルを選択。
エクスポートするには、 ファイル > エクスポートへ進み、 .doc
をフォーマットとして選択。
スプレッドシートのインポートとエクスポート¶
スプレッドシートをインポートする場合、サポートするフォーマットはMicrosoft Excelの .xlsx
とOpenDocumentの .ods
となります。この2つはGoogle SheetsやLibreOffice Calcなどのよく使われているソフトウェアでエクスポートできます。
使用しているソフトウェアでドキュメントを
.xlsx
または.ods
でエクスポート。ファイルをあなたのコンピューターに保存。
新しいスプレッドシートドキュメント(または、内容を置き換える場合は、既存のドキュメント)を開く。
ファイル > インポートでファイルを選択。
エクスポートするには、 ファイル > エクスポートへ進み、 フォーマットを選択。
Microsoft ExcelまたはGoogle sheetsで使用する場合は、
.xlsx
を選択。LibreOffice Calcで使用する場合は、
.ods
を選択。エクスポート後にデータを編集する必要性が無い場合(プレゼンテーション、報告など)は、
.pdf
を選択。バックアップ用、または別のCryptPadのインスタンスのユーザーと共有する場合は、
.bin
を選択。
注釈
スプレッドシートの各種フォーマットへのインポートとエクスポートは特定の機能をサポートするブラウザーでのみ行うことができます。こちらからサポートするブラウザーの最新の一覧をご覧ください。
作成したドキュメントで実行できない機能があります¶
CryptPadのいくつかの機能はドキュメントの所有者しか利用できません。そうした機能には以下のものがあります。
アクセスリストの有効化。
パスワードの有効化。
その他の所有者の追加または削除。
ドキュメントの完全削除。
ドキュメントの所有権は、ドキュメントを作成した際に設定されます。ドキュメントが所有者無しで作成された場合、所有権を後から変更することはできません。
開発チームは、将来この区別を無くすことを計画しています。それまでは、作成する全てのドキュメントを「所有」して、完全に削除する能力も含めて、ファイルを完全にコントロールできるようにしておくことが、安全な既定のオプションとなります。
携帯端末でCryptPadを使用できますか?¶
CryptPadは小さなサイズのスクリーンでも機能するように設計されています。デバイスの性能に応じて、CryptPadを携帯端末で使用することは可能です。CryptPadをレスポンシブデザインにする開発作業は2020年に行われましたが、改善すべき箇所を見つけた場合は、サポートまで連絡するか、またはGithubでissueを作成してください。
アプリを作る予定はありますか?¶
専用の携帯端末アプリケーションを作成する予定はありません。理由は以下の通りです。
実質的にiOSとAndroid向けのCryptPadの複数のバージョンを作成することになり、開発、維持しなければならないソースコードの量が非常に多くなってしまうため。
CryptPadはオープンソースであり、誰でもサービスを提供することができます。そのため、携帯端末のアプリケーションのユーザーは、接続したいCryptPadのインスタンスを指定しなければならなくなり、この点で混乱が生じてしまうおそれがあるため。加えて、各インスタンスは、管理人が最新のアップデートを適用しているかどうかに応じて、異なるバージョンのソフトウェアを実行している可能性もあります。
これらの問題に対処するために、開発チームはCryptPadを「プログレッシブウェブアプリ(PWA)」にすべく作業を行っています。プログレッシブウェブアプリにすると、デスクトップのブラウザーで動作する同じソフトウェアを、携帯端末でウェブブラウザーを通じて、アプリケーションとして使うことができるようになります。これには、全てのCryptPadのインスタンスをウェブアプリのサービス提供者にすることで、ユーザーが正しいインスタンスを選択する手間を省けるというメリットがあります。
CryptPadはドキュメントをローカルのファイルシステムに同期できますか?¶
現在のCryptPadの暗号化の仕組み上、ローカルのファイルシステムとの同期を行うことはできません。これは頻繁にリクエストされている機能なので、将来的には利用できるようにしたいと思っています。
CryptPadとOnlyOfficeの関係性は何ですか?¶
CryptPadのスプレッドシートアプリケーションは、OnlyOffice スプレッドシートを統合したものですが、これはクライアント側のコードに関してのみであり、 CryptPadはOnlyOfficeのDocument Serverを使用していません。スプレッドシートとその他のアプリケーションで用いられているCryptPad'sの暗号化された共同作業は、OnlyOfficeのソースコードで部分的に用いられている暗号化システムとは全く異なっています。CryptPadのファイルフォーマットの変換ツールには、OnlyOfficeのソースコードに基づいている部分もありますが、変換中にユーザーのドキュメントの内容がサーバーに流出することを防ぐために、変換作業をサーバーではなくブラウザーで実行するよう、元のソースコードは大幅に改変されています。
CryptPadはどの程度安全ですか?¶
CryptPadは、ユーザーの身元とドキュメントの内容を、内部の開発者と外部の脅威から保護することを目指しています。ただし、CryptPadのセキュリティーは完璧ではなく、ユーザーが望ましい使用法に従っており、アクセスするインスタンスが信頼に値することを条件としています。この点に関する説明と推薦される事項については、私たちのブログをご覧ください。
要点を要約すると、以下の通りとなります。
インスタンスの管理者は誠実だが好奇心があると想定されます。これはつまり、管理者は規則に従ってはいるが、知覚したものからできるだけ多くの情報を引き出そうとするということです。私たちは、最新版であり、よく設定されていると判断したCryptPadの公開インスタンスの一覧を作成、維持しています。
通信経路は信頼できず実際に問題を抱えている可能性があります。外部の脅威がメッセージを改変したり、リプレイ攻撃を行ったり、抜き取ったりする可能性があります。ただしこれはCryptPadのセキュリティーを弱めるものではありません。
あなたがドキュメントを共有するユーザーは誠実であると見なされます。ドキュメントを一旦共有したら、共有先のユーザーはそれを流出しないと信頼されています。ただし、ユーザーはあなたの公開鍵や表示名にアクセスできるという点で、あなたの身元はユーザーに対して、弱い匿名性でしか保護されていません。
そのため、共有リンクはパスフレーズと同様に秘密にすべきものであると見なす必要があります。セキュリティーを強化するためには、ファイルにパスワードを設定することが推奨されます。アカウントを所有していれば、パスワードはあなたのCryptDrive(これは安全であると想定されます)に保存され、ファイルへのアクセスはスムーズに行われます。一方、外部ユーザーがリンクを開いた場合、それにアクセスするにはパスワードの入力が要求されます。
ドキュメントを共有すると、共有先の相手は、履歴の全体と共同作業者を確認することができるようになります。もしそれを公開したくない場合は、ドキュメントのコピーを作成し、共有してください。コピーしたドキュメントには元のドキュメントの履歴は反映されません。
cryptpad.frに関するよくある質問¶
カード以外で定額利用の支払いはできますか?¶
銀行送金、Paypal、その他要求に応じた支払方法を利用できますが、請求書の発行と支払いの手動処理にかかり追加の作業が発生するため、Duoの年払いプラン以上に関し、30%の割増料金を追加して受け付けます。
定額利用の支払いと募金に暗号通貨は利用できますか?¶
Bitcoinによる支払いを受け付けていますが、上述と同様の理由で、手動処理にかかる割増料金が発生します。また、会社がフランスにて登録されているため、請求書の発行先となる人の名前と住所をお知らせいただくよう要求することが、法的に義務付けられています。また、定額利用に関する連絡のため、メールアドレスもお知らせいただきます。
データ処理契約(DPA)を結ぶことはできますか?¶
DPAは組織向けプランの機能となっています。リンク先のページではDPAのプレビューをご確認いただけます。